『シン・エヴァンゲリオン』渚司令を考察!カヲルと加持の関係とは

疑問に思う人

加持が司令服を着たカヲルを「渚司令」と呼ぶシーンの意味がわからない…

と思う方が多いのではないでしょうか。

映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の中でも、特に難解なシーンですよね。

本記事では、そんな疑問を解決するために

  • 渚カヲルと加持リョウジの関係
  • いつカヲルは渚司令だったのか
  • カヲルは何の組織の司令なのか
  • 渚司令のシーンの意味

を考察していきます!

実は、「渚司令」のシーンの謎には明確な答えがあります。
すぐに答えを知りたい方はこちらから読み飛ばせます。

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目次

『シン・エヴァ』渚司令(カヲル)と加持リョウジはどういう関係か

関係

加持がカヲルを「渚司令」と呼んでいることから、2人は上司と部下の関係であると判断できます。

また、以下のように、少なくともカヲルは加持のことを友達のように思っているみたいです。

  • 加持のことを「リョウちゃん」と呼ぶ
  • 「渚司令」と呼ぶ加持に対して、「そろそろカヲルって呼んでよ」と言う

このように、2人は上司と部下という関係でありながら、かなり親しい関係でもあることがわかります。

ただ、これまでの新劇場版シリーズにおいて、まったくと言っていいほど2人には接点がなかったはずです。

それどころか『Q』の渚カヲルは、加持の意志に反する組織であるネルフにいます。

なので、親しげに会話していること自体に違和感があり、そもそも現在の世界での出来事かどうかも怪しいところです。

ヤタロウ

この違和感が今回の考察の重要なポイントになりそうだね!

『Q』の時点でカヲルと加持に接点があったことが示唆されていた

電柱や建物が倒壊している荒れ果てた場所にて、加持が「葛城と一緒に老後は畑仕事でもどうです?」と発言するシーンについてです。

実は、このシーンと全く同じ荒れ果てた場所が、すでに『Q』で出てきていました。

カヲルがシンジにニアサーの説明をした後、何もない空間を長いこと見つめるシーンです。

ヤタロウ

『Q』の謎のひとつとして有名だね。

つまり、この『Q』のカヲルは加持との会話を思い出していたのではないかと、『シン・エヴァ』で推測できるようになったわけです。

エヴァって面白いなと改めて実感させられますね!

『シン・エヴァ』いつカヲルは渚司令だったのか

時計

カヲルが「渚司令」だったのは実際の話ですが、会話の内容には空想が混じっている、もしくは全て空想である可能性が高いと考えています。

一番わかりやすい例が、海洋研究所での「第1の使徒であり第13の使徒となる…」の会話シーンです。

周りの様子からニアサーより前の場面とわかるのですが、カヲルが第13の使徒になったのはその後の『Q』でのことです。

なので、海洋研究所での会話が実際にあった出来事と考えると辻褄が合わなくなってしまいます。

ただ、それを考えるとややこしいくなるため、今回は「いつカヲルは渚司令だったのか」に焦点を当てて考察していきます。

それでは、いつカヲルが「渚司令」だったのかを考察していきます。

いつだったのかは、以下のように2パターンあるのではないでしょうか。

  1. 現在の世界における『破』と『Q』の間(空白の14年)
  2. 別の世界(ループする世界の中のいずれか)

現在の世界における『破』と『Q』の間(空白の14年)

まず、現在の世界でカヲルが「渚司令」だった場合についてです。

『破』では渚カヲルは月にいて、『Q』からは加持リョウジは亡くなっているため存在しません。

現在の世界で2人に接点があるとしたら、その間(空白の14年)くらいかと思います。

ここで、『Q』の渚カヲルはEVAパイロットとしてネルフにいるので、少し不自然と思う方もいるでしょう。

しかし、ネルフにいるとはいえ、彼はゲンドウの計画を阻止しようとしていました。

これは加持の目的と共通していると捉えることもできます。

加持の意志を尊重した結果、司令という立場を捨て、あえてネルフにいた可能性は十分にありそうですね。

別の世界(ループする世界の中のいずれか)

次に、別の世界でのことだった場合についてです。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で、世界は何度もループしていることが判明しました。

ヤタロウ

カヲルが言っていた「定められた円環の物語」だね!

なので、ループする世界の中のいずれかでカヲルが「渚司令」だったと考えることもできます。

少し強引な考え方ではありますが、このシーンは唐突すぎるため、別の世界での出来事という可能性も十分にあると思います。

このように、いつカヲルが「渚司令」だったのかに関しては、

  1. 現在の世界における『破』と『Q』の間(空白の14年)
  2. 別の世界(ループする世界の中のいずれか)

のどちらのパターンもあり得るのではないでしょうか。

『シン・エヴァ』渚カヲルは何の組織の司令なのか

カヲルが何の組織の司令官なのかに関しては、主に2つのパターンがあるのではないでしょうか。

  1. ネルフの司令
  2. ヴィレの司令

それでは、それぞれの組織の場合について考察していきます。

ネルフの司令

「渚司令」のシーンには、

  • ネルフの総司令官公務室での会話
  • カヲルがネルフの司令服を着ている

という特徴があります。

また、空白の14年を描いたとされる『破』のラストに流れた次回予告で、ネルフ関係者が幽閉され、カヲルが司令服を着てます。

これらのことから、空白の14年において、幽閉されたゲンドウの代理でカヲルがネルフの司令になったと考えることができます。

ただ、ゲンドウ以外がネルフの司令というのは、常識破りではあります。

なので、「渚司令」のシーンは別の世界の出来事で、そこではゲンドウではなくカヲルがネルフの司令だったという考え方もできそうですね。

ヴィレの司令

カヲルの目的は「シンジを幸せにすること」で、加持の目的は「補完計画で消えてしまう生命をこの世界に残すこと」です。

いずれもゲンドウの計画を阻止する必要があり、両者の利害は一致してます。

なので、ニアサー以降に2人は親しくなり、海洋研究所を基にヴィレを設立し、カヲルが司令になったと考えることができます。

海洋研究所での「渚とは海と陸のはざま…」の会話シーンからも、ヴィレの司令が連想されますね。

ヴィレの青いバンダナには、赤い海と大地をこの色に取り戻すという意志が込められており、海洋研究所の目的と一致しています。

また、ヴィレは組織であるにも関わらず司令がいないことから、実はカヲルが司令だったという見方も。

ヤタロウ

あくまで葛城ミサトは艦長だね!

ほとんどが推測ではありますが、わりと自然な考え方かと思います。

実際、「渚司令」に対する意見や考察の中で、この”ヴィレの司令説”が一番多い印象です。

ただ、カヲルがネルフの司令服を着ていることや、ネルフの総司令官公務室で会話していることの説明がつかないという大きな欠点があります。

『シン・エヴァ』渚司令のシーンの意味とは

クエスチョンマーク

ここからは、渚司令のシーン自体にどのような意味があるのかについて考察していきます。

シンジがカヲルを救済

「渚司令」を含めたカヲルパートでは、シンジがカヲルを救済し、それを手助けしたのが加持との会話であると考えられます。

というのも、ループする世界のなかで、カヲルはシンジを幸せにしようと何度もトライしてきました。

カヲルは記憶を継続させた状態で、次の新しい世界に生まれることができます。

マイナス宇宙での会話の中でシンジの成長を実感し、ようやくカヲルはシンジの幸せを誤解していたことに気付いたわけです。

そして、加持との会話に背中を押される形で、「もうシンジを幸せにしようとするのはやめよう」と決意したのだと思います。

シンジと同様に、加持もカヲルにとって大切な存在だったようですね。

最後のシャッターが下りる演出には、「ループから解放され救済された」という意味が込められているのではないでしょうか。

ちなみに、シンジがカヲルを救済するという流れは、旧劇場版『Air/まごころを、君に』とは逆になっており、ファンにとって胸熱ポイントだったりします。

ヤタロウ

まさかシンジが救済する側になるとは!

渚カヲルが生きてる=復活した?

カヲルに関して、『Q』で亡くなったはずなのに『シン・エヴァ』に登場したことから、復活したと思う方もいるでしょう。

しかし、復活したのではなく、第13号機の中の魂とシンジが対話しているだけと考えられます。

というのも、『Q』でカヲルが亡くなったのは第13号機のエントリープラグ内であり、魂はそこに残されたままだったと推測できます。

だからこそ、マイナス宇宙でシンジと対話ができたのでしょう。

マイナス宇宙ではLCLが知覚可能な仮想の世界を形成しているため、「第13号機の中の魂+仮想の肉体」で、あたかもカヲルが復活したように見えたわけですね。

ここまで長いこと「渚司令」を考察してきましたが、実は明確な答えがあります。

それは、7月11日に新宿バルト9で開催された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のフィナーレ舞台挨拶にて、庵野監督の口から語られました。

フィナーレ舞台挨拶で語られた「渚司令」に関する重要な点をまとめると、

  • 空白の14年での出来事
  • ゲンドウが失脚し、代わりにカヲルがネルフの司令になった
  • 冬月も同様に失脚し、加持が副司令に
  • 本来は『Q』で描かれる予定だった

となります。

みなさんの予想は当たっていましたでしょうか。

私は「別の世界の出来事で、そこではゲンドウではなくカヲルがネルフの司令だった」と予想していたので、大はずれでした!

ちなみに、本来は『破』のラストで流れた次回予告の通りに『Q』を作る予定でしたが、シンジが一切出ないことになるため断念したそうです。

その結果、”空白の14年”が生まれてしまったわけですね。

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まとめ

今回は、映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の「渚司令」を考察しました。

最後に内容をまとめます。

  • 考察
    • カヲルと加持は上司と部下でありながら、かなり親しい関係
    • 空白の14年または別の世界での出来事
    • カヲルはネルフまたはヴィレの司令
    • シンジがカヲルを救済し、それを手助けしたのが加持との会話
  • 答え
    • 空白の14年での出来事
    • 失脚したゲンドウの代わりにカヲルがネルフの司令に
    • 同じく、冬月の代わりに加持が副司令に
    • 本来は『Q』で描かれるはずだった

エヴァンゲリオンにはモヤモヤするシーンが多いですが、「渚司令」に限っては正式な答えがあって本当にスッキリしますね。

庵野監督には感謝です。

それにしても、空白の14年だけを描いた映画を作ってくれないですかね!

※本記事の情報は2021年11月10日時点のものです。 現在は特典や配信を終了している場合もありますので、最新の特典や配信の状況は各サービスの公式サイトにてご確認ください。

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