『エヴァ』地下と月面の白い巨人はアダム？それともリリス？

エヴァンゲリオンを観ていて、

と疑問に思うことがあるかと思います。

特にTVアニメと新劇場版の両方を観ると、白い巨人がアダムなのかリリスなのか、よくわからなくなってきますよね。

本記事では、そのような疑問を解決するために、

を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

地下の白い巨人の正体（TVアニメ）

TVアニメにおける地下の巨人の正体はリリスです。

ネルフ本部のターミナルドグマで張り付けにされていました。

ここで、「地下の巨人はアダムじゃなかった？」と疑問に思う人もいるでしょう。

それもそのはずで、リリスと判明したのは物語（全26話）の終盤である24話でのことでした。

それまではずっとアダムと説明されており、リリスに関しては名前すら出てきていません。

加持リョウジが地下の巨人を「アダムだ」と言ってミサトに見せたり、度々ゲンドウもアダムと呼んでいました。

視聴者からすると、「結局アダムなのかリリスなのかどっちなの？」と混乱してしまいます。

しかし、その後の旧劇場版のストーリー展開から見ても、巨人の正体がリリスであることは間違いないでしょう。

地下の白い巨人の正体（新劇場版）

新劇場版における地下の巨人の正体は、TVアニメと同様にリリスです。

ネルフ本部のセントラルドグマ最深部「レベルEEE」で張り付けにされていました。

『序』でミサトがシンジに地下の巨人をリリスと説明することで、TVアニメとは違って早い段階から正体が判明します。

しかし、このシーンこそが視聴者を混乱させる大きな原因となっており、具体的には

という点がややこしいです。

「仮面が違うからリリスではないのでは？」や「実はアダムなのでは？」など、余計なことを考えさせられますよね。

ですが、全記録全集に地下の巨人は”リリス”と明記されているので、リリスであることは間違いないでしょう。

月面の白い巨人の正体

結論から言いますと、月面（タブハベース）の巨人の正体は不明です。

作中での言及がないのはもちろんのこと、全記録全集などにも記載はされていません。

ただ、『破』で巨人からMark.06が造られているシーンがあり、ゲンドウいわく「他とは建造方式が違う」とのこと。

つまり、アダムかリリスかという具体的なことは不明ですが、Mark.06の素体であることは明らかになっています。

不明とは言っても、ある程度の推測はできます。

セカンドインパクトの回想シーンから、TVアニメのアダムに相当する存在が最低でも4体いることがわかっており、これらがアダムスと呼ばれています。

以上の点を踏まえると、月面の巨人の正体は”アダムスの中の1体”と考るのが自然ではないでしょうか。

そもそも月面の巨人はどこから来たのか？

「そもそも、なぜ月面でEVAを造る必要があるのか」と疑問を持った人もいると思います。

この疑問に関しては、『序』の脚本に「巨人はクレーターから発掘したもの」という内容の記載があります。

つまり、脚本段階での設定がそのまま引き継がれていた場合、作中での巨人は最初から月にいたということになります。

実際に月面の窪みに巨人が収まっているので、その可能性は高いのではないでしょうか。

ちなみに、カヲルが目覚めた月面の棺桶に関しては以下の記事で紹介しています。

ゼーレマーク模様の仮面について

『序』で月面の巨人にゼーレマーク（7つの目）模様の仮面が縫い付けられていました。

TVアニメのリリスにも7つの目の仮面が被せられているため、月面の巨人もリリスではないかと思ってしまうのが普通ですよね。

しかし、地下の巨人がリリスであり、アダムスと違って1体しか存在しないと考えられるので、月面の巨人もリリスというのは考えにくいです。

リリスの仮面に関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、よろしければご覧ください。

まとめ：白い巨人の正体について

いかがでしたでしょうか。

最後に今回の内容をまとめます。

巨人の正体だけでこんなにややこしいなんて、さすがエヴァですね！

最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆さんのエヴァンゲリオンに対する疑問を解決できたならば幸いです。

※本記事の情報は2021年8月時点のものです。 現在は配信を終了している場合もありますで、最新の配信状況は各サービスのサイトにてご確認ください。